たのしいクソデッキ

COJ(http://coj.sega.jp/)を楽しむ。自分で怪しげなデッキを組んで気持ちよく相手を殴りたい人向けの記事を扱うCOJブログ。

ランカーのデッキは強い

■□ランカーのデッキはとてもつよい□■

ランカーのデッキは強いです。

とても強いので、僕らがデッキを考える必要はありません。
堂々とコピーして使いましょう。
自分でデッキを組んだりいじったりする必要はありません。丸コピから下手に改変すると弱くなります。

終わり。


……………………やだ!





■□それじゃ満足できねぇ!人のために□■

ランカーのデッキは強いです。
だからと言ってコピーして使うなんてプライドが許さんって人もいると思います。
しかし、せっかく目の前に職人の作った熟練のデッキがあるわけですから、見て技術を盗まない手はありません。
つまり、彼らのデッキから「強い」成分を抜き出すことができれば、ある程度強い自作デッキができるはず。
というわけで、なぜランカーのデッキが強いか、Jランクなりに分析していくつか特徴を挙げましょう!


  • 強いカード、強いカードを補佐するカード、強いカードを引くためのカード、相手の強いカードを止めるカードしか入ってない

当たり前なんですがまあ……

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ちょっと古いレシピですが、赤青魔手ハンデス
筋肉ムキムキのユニットで除去しにくい状態に持っていきつつ、無理に除去すれば相手の手札を枯らしに動き、盤面を整えようとすればリセットカードで更地にし、相手のユニットの効果を消し飛ばして防御に入るというハンドアドとボードアドの塊みたいな傑作デッキ。
前期爆発的に流行り、1日の7割くらいがこれだったからぶちギレてニケバアル握った日もあるほど。(ちなみにバアルを沈黙させられた上に魔手で次の手を削られて無事死亡しました)

このデッキはお手本のように、
・強いカード
・強いカードを補佐するカード
・強いカードを呼び込むためのカード
・相手の強いカードを止めるカード
しか入っていません。
妨害戦術を得意とするので強いカード=相手の強いカードを止めるカードみたいなところありますけどまあ。
相手の手札を減らしながら自分はムキムキマッシヴなユニットを並べ、息切れした相手に盤面リセットというテーマに沿ったカードでまとまっています。


  • 事故らない構築をする

試合を通して引くカードの順番が制御されており、事故が発生しにくくなっています。

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テンプレOC珍獣あたりが顕著です。
黄色で珍獣と1:1の比率になっていて、なおかつ魔導の館でのアクセスもできるので、カンナを真っ先に完成させらるようにできています。
中盤も、KPを使ったラッシュに自然に繋がるように他のOCユニットも揃い始めます。
デッキ1周ギリギリの底に溜まったトリガーインセプはオーバーライド、トリックオアトリートの第二効果で無理やり引いて次の周へ。
……といった感じで、構築時点で何のカードをいつ出すのかが決まっており、このデッキを回していくとだいたい似たような流れで欲しいカードを呼び込めるようになっています。
リプレイでランカーさんがガンガンカードをオーバーライドさせて完成させているのは決して運ゲーではないのです。

初手でバンシーを出して次のターンに出すロキを引いてきたり、初手でオータムロイドや軽減ミョルニルを出して「選ばれし者」を引いてくるのも同じです。
デッキ構築の基本ですが、先攻と後攻で出すべきカードを先に決めておくのも一種のデッキ回しの円滑化でしょうか。

  • 勝ち筋を明確に意識する

どうやって勝つのか、その手段が決まっています。それはハンデスして相手の攻めから逃げ切るだったり、更地にして相手の攻め手を止めながらスピードムーブを走らせるだったり、相手との並べ合いに持ち込んで除去しきれない状態で殴るだったりします。

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緑アグロは、その中でも正気を疑うほど勝ち筋にのみ特化されているので、それが顕著です。
先攻アサルトエンジェル!後攻アサルトエンジェル!パンチパンチパンチパンチパンチパンチパンチ!相手死んだ!以外の勝ち筋を捨て、速攻で勝てなければ次の試合へ行くことを躊躇しない、時間当たりのAP効率を重視したヤクザデッキです。
必要なカードを持ち込むとかそういう問題ではなく、序盤から全力を出して相手をぶち殺します。
……極端なので、あんまり参考になんないかも……。


  • 除去手段を散らす

一つの耐性ユニットで詰まないよう、ランカーのデッキは大抵除去手段の属性を散らして複数枚積んでいます。

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舞姫アリアンが顕著でしょうか。

1つのデッキに詰まないよう、複数の除去手段が織り混ざったデッキです。
内容は「焼き」「消滅」「破壊」の3種で、かつ加護で詰まないよう「単体指定」「非指定」が組み合わさっています。

雑魚にはリンリンの焼き、「加護」にはガイア毘沙門、「秩序の盾」にはアリアン毘沙門、「消滅耐性」にはリンリンガイアで対応し、敵を除去して点を取ります。

舞姫アリアンは除去力が高いデッキなのでともかく、他のレシピでも最低6枚〜8枚は除去カードを積んでいる印象があります。

■□どこを見習おう□■

普通に自分なりのデッキを組んで戦いたい人は、上のことに気をつけて組みましょう。
特に序盤〜中盤に欲しいカードを手札に加えることと、勝ち筋を意識して方向性をまとめることが大切だと思います。今回書いていませんが、コストバランスなんかも考えるべきですね。

で、オリジナルのデッキを作って、自分の大好きなコンボを組んで、主にAデッキくらいのdobを狙う人には一つ言っておかなければなりません。

上全部を達成するのは諦めましょう。

いや、だって「ケルピーを虹色のキャンバスで走らせて相手の後続を消し飛ばすっピー!吹き飛ばすぜケルピー!ピッピッー!」って言ってる人に「ケルピーいらないから抜けよ」とは言えないでしょ。言われても抜かないよぼく。
それならデッキを回しやすくするために消滅回収のギミックを混ぜるとか虹色のキャンバスを共有できる汎用性高いユニット入れたりするよ!



と、いうわけで

次回、A以上のデッキを組むときの注意点
をやります。多分。

※一部デッキテンプレの見つからなかった部分はうろ覚えから補っているので、若干差があるかも知れません。